2024.02.07 鉢○です。
2024.02.06「ホームセンターで買った梅(青軸)の苗を盆栽に仕立てる。」で大量に切った枝を挿し木していきます。
挿し木とは、根のない枝を土にさしておいて、根を出させて植物の増殖を行う技術です。
挿し木をするために水につけておきました(一晩、水につけておいた方が挿し木の成績が良いとも言われていますが、経験からは、一晩つけておいても、あまり成績は変わらないと思います)。
まずは作業の準備をしていきます。
切れ味の良い鋏、挿し木をする鉢、水切りをする入れ物、土(鹿沼土)を用意します。
鉢は苗木を買ったときに植えてあったプラ鉢を使います。
鉢に鹿沼土を7割程度入れ、きれいな水が出るまで土に水やりをしておきます。
つぎに、鋏で水切りを行います。
水切りとは、水の中で枝を切ることで、植物の水を吸い上げが良くなります。
水切りをしたら、鹿沼土に先にピンセットなどで挿し木をする箇所に3cm程度の深さの穴をあけておき、そこに枝を1cm間隔で鉢の中いっぱいに挿し木します。
梅の挿し木は難しいイメージが強いと考えている方が多いと思いますが、野梅系と呼ばれる系統に分類される梅の挿し木は比較的成功しやすいです(野梅系でも挿し木が非常に難しいものもあります)。
挿し木をした鉢は日のあたらない場所に置いておき、毎日、水やりをしておくだけです。
2024.03.17記事を更新しました。
鉢○です。
挿し木に特に変化はないのですが、梅の挿し木の記事「挿し木記録 梅(八重寒紅)の挿し木」と「挿し木記録 梅(道知辺)の挿し木」の記事を更新したので、同時に更新をしておきます。
少し芽が膨らんできたような気もしますが…梅の挿し木が失敗した場合は、挿した枝の水分がなくなったようになって縦に「しわ」が入り、いかにも枯れているという感じになるのですが、その様子もありませんので、今後、芽が動いてくれることに期待して管理を続けます。
どうしても気になって枝を抜いてみたりしたくなりますが、それは絶対NGです。半年後には根が出たかの答えがでるのでそれまでじーっと待つのみです。
今後の挿し木の状況はこの記事を更新していきます。
2024.09.08 記事を更新しました。
梅(青軸)の挿し木が成功したようにみえるのでポットあげをしていきます。
挿し穂を抜くときに根を痛めないようにバケツに水をいれて、その中に挿した容器をつけて、土を緩めます。
抜いていきます。カルスしかできてません。
(まだポットあげするには早かったようです)
1本だけ発根していました。
枯れずに、残った挿し穂は5本なので6cmのスリット入りポットを5個用意します。
ポットの底に赤玉土小粒を入れておきます。
発根した根(カルス)を痛めないようにそっと赤玉土を入れていき、最後に水やりをしておきます。
今後は、まだ十分に発根していないので日陰の管理で様子をみていきます。
今回5本の挿し木がほぼ成功しました。来年の春に芽吹いてくれると成功です。最初に挿した数は20本近くあったのですが、最終的には5本なので、成功率は低めです。
ですが、梅(青軸)は花後剪定した枝を鹿沼土に挿しておくと成功率は低めですが、挿し木が成功することがわかりました。
2025.01.20 記事を更新しました。
ポットあげした挿し木の花が咲きました。完全に成功です。
他の挿し木4本ももうすぐ開花しそうな雰囲気になっています。花後も剪定はせずに水切れをさせないように管理していけば、これも挿し木仕立ての盆栽の苗木になります。
この記事はこれで終了します。
以上、ありがとうございました。
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