挿し木記録 梅(八重寒紅)の挿し木

2024.01.29 鉢〇です。

2024.01.29「梅(八重寒紅)の花がら取り、剪定、そして、挿し木。」で剪定した梅の枝を挿し木していきます。

挿し木とは、簡単に説明すると根のない枝を土にさしておくことで、根を出させて植物を増殖させる技術で、挿し木が容易な植物と難しい植物(根が出るまでに枝が枯れてしまうもの)があり、容易な植物で有名なものに紫陽花、皐月などがあります(品種改良されたものは難しい場合もあります)。

また、挿し木で一番注意すべき点は種苗法で登録されている品種でないことを確認することです。種苗法で登録された品種は、著作権のようなものがあり、個人や業者を問わず無断で増殖し、譲渡や販売することが禁止されています(詳しいことは種苗法を参照ください)。今回、挿し木をする八重寒紅は登録品種ではありませんので、種苗法に抵触することはありません。

では挿し木を行っていきます。

まず、挿し木をする鉢と土を用意します。鉢はなるべく深いものが良く、土は鹿沼土が良いです。

鉢はプラ鉢を使用します。

このプラ鉢は何かの苗を購入したときに苗が入っていたもので、深さが挿し木に適しているため、苗を購入したとき、このような鉢は捨てずに保管しておきます。

鹿沼土を鉢の7割程度の高さまで入れます。

鉢いっぱいまで土を入れないのは、枝に風があたらないようにするためです。風があたると枝がぐらつき根が出にくくなります。

土に水やりをし、次に枝の方の作業を少しします。

枝は切れ味のよい鋏を使用し水切りを行います。水切りとは、水の中で枝を切ることで、枝の切り口に空気が入りにくくするために行います。枝の栄養分(水など)を吸う部分に空気が入ることによって、栄養の吸収を阻害します。

水切りを行ったら土にさしていきます。

このとき竹串などでさきに穴をあけておき、その穴にさすようにして、枝の切口がなるべく傷つかないように注意します。そして、枝が土にあたったと感じたら、それ以上は枝を土に押し込まないようにします。


全ての枝を土にさし終わりました
あとは鉢底からきれいな水が出てくるまで十分に水やりをして、あまり日のあたらない場所においておきます。

2024.03.17記事を更新しました。

鉢○です。

ほとんど変化のなかった挿し木が少しずつ芽が膨らんできました。この状態で問題なさそうなので引き続き同じ管理をしていきたいと思います。

同様に挿し木をした梅(道知辺)の挿し木は芽吹いてきている状況なので、梅(八重寒紅)は道知辺と比較して芽吹きがよくないのでしょうか。また、そこらへんのことも記事にしていきたいと思います。

2024.09.06 記事を更新しました。

芽吹きのことを記事に記載する予定でしたが、記録を忘れておりました。4月前に芽吹きがあり、8月に落葉してしまいました。

落葉後に挿し穂が枯れていません。

発根しているようなのでポットあげをしていきます。バケツに水を入れて、土を緩めます。

土を緩めながらそっと挿し穂を抜いていきます。1本目、しっかりと発根しています。

2本目も弱いですが、発根しています。

白い根が出ているので最近発根したのかもしれません。

今回は6cmスリット入ポットにあげていきます。

ポットの底に赤玉土小粒を入れておき、発根した挿し穂をいれます。その後、根を痛めないようにゆっくりと土を入れていきます。

最後に水やりをしておきます。


今回は7本の挿し木が成功しました。

最初に挿した挿し穂は12本だと思うので成功率は高めです。これでこの記事は終了します。

梅(八重寒紅)は花後剪定した枝を水切して鹿沼土に挿しておくと半分程度、成功することがわかりました。

以上、ありがとうございました。

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