ホームセンターで買った梅(青軸)の苗を盆栽に仕立てる。

2024.02.06 鉢〇です。

今回はホームセンターで売っている梅の苗木を数年かけて梅の盆栽に仕立てていくための剪定、植え替えなどを記事にしていきます。

まず、盆栽とは何か。盆栽とは“鉢の中で樹木などを植えて自然を表現する芸術“と言われています。苗木から盆栽に仕立てていくためには、盆栽園や盆栽苗を扱っているネットショップで盆栽用の苗木を購入し、鉢に植え替えするのが一番良いのですが、近くに盆栽園もないし、ネットショップもあんまり…という方はホームセンターの梅や桜の苗を購入して、盆栽に仕立ててみてはいかがでしょうか。

ホームセンターで苗木から盆栽に仕立てるためには、まず、盆栽に向いた苗木を選ぶ必要があります。盆栽に向いた苗木とは、接いでいる場所が根に近く、接がれている一番目の枝が低い位置にあるものです。

(接いだ部分が根に近い)

盆栽に向いている苗木とは逆の高い位置で接いであり、一番目の枝が高い位置にある苗木は、盆栽用語でいう一の枝が根から離れてしまうため、見た目が不安定なものとなってしまい、見ていても自然を感じにくいものとなってしまいます(あえて一の枝を高くして不安定な樹形を楽しむこともあります)。

そんな盆栽に向いた梅の苗木がホームセンターに売っていたので、先日、買ってしまいました。これは青軸という品種の実梅であり、きれいな花も咲かせるため花梅としても楽しめる梅です。

では、作業をしていきます。まずは、枝についている花と蕾を全て取ってしまいます。

花と蕾を全て取り終えたら、接いである場所から5つほど枝を残して、上を切り取ります。

切り口は保護剤(トップジンMペースト)を塗布して保護しておきます。

切り取った枝には大量に良い枝がついているので、これは切り取り、大量の挿し木をしていくために切口を水につけておきます(挿し木は「挿し木記録 梅(青軸)の挿し木」で記事にしています)。

鉢の準備をします。鉢は培養のために4号駄温深鉢を使用します。いつもどおり鉢底ネットを針金で固定し、固定用の針金を鉢底から通しておき、赤玉土小粒から粒の大きいものを選別して鉢底が見えなくなるまでいれておきます。

あとは赤玉土を鉢の半分程度まで入れまたら、鉢の準備はできたので、木の作業をしていきます。根をポットから抜き、根についた土を落とします。

根についた土を落とし終えたら、根を鉢の大きさに合わせて切りつめます。うえの枝をかなり切ったので、根をかなり切っても、この時期は基本的に大丈夫です。

この木は根がきれいに落とせなかったので根を切る用のステンレス鋏でガツガツと切り落としました。

根も大きく切った部分はトップジンMペーストを塗布して保護しておきます。

鉢に根を入れて、固定用針金を根のうえでねじって木を固定します。

根の上で針金をねじって固定したら、赤玉土を鉢の中に空洞ができないようにピンセットなどでつつきながら入れていき、土を入れ終わった後、十分に水やりをしておきます。

こんな感じで、今回の作業は終わります。いい感じの大きさの梅の盆栽になりそうな予感がします。今後の成長は成長記録 梅(番号:Uao-01)で記事をまとめていきます。

以上。ありがとうございました。

その後の記事2024.04.01「梅の台木の芽はかきとる。」を投稿しました。

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