夏の水切れ防止に。カナシデを深鉢に植え替える。

 2024.02.13 鉢○です。

今回は、前回の記事2023.12.13「カナシデをかるく剪定する。」のカナシデの植え替えをしていきます。近年の猛暑対策もかねて、3号駄温浅鉢から3号駄温深鉢に植え替えていきます。

近年は5月頃から真夏のような暑さになるため、腰水(鉢の下に受け皿を置いて水をためておくこと)をしたり、水やりの回数を増やしたり等の対策をしていても水切れをさせて植物を痛めてしまいます。特にヤマアジサイなど水を好む植物は水の管理が非常に大変になっています(昨年の夏は十本以上枯らせてしまいました)。

その点、深鉢は根の生育範囲も広くなり、水持ちも良いのでこれからはどんどん深鉢での培養に移行していく予定です。深鉢で培養することはメリットばかりではないでしょうか。ただし、深鉢にすると植え替えのときに切る根の量が多くなるため、植え替え直後の管理が少し難しくなり、それがデメリットになります。

作業をしていきます。先に鉢の準備をします。鉢底ネットを針金(アルミ線)で固定します。

固定用の針金を鉢底から通しておき、赤玉土小粒の粒の大きめのものを鉢底が見えなくなるまで入れます。

鉢底が見えなくなるまで、大きめの粒の赤玉土を入れたら、赤玉土小粒を鉢の半分程度まで入れておきます。

これで、鉢の準備ができたので、木の作業をしていきます。木を固定していた針金をニッパーなどで切り、根を鉢から抜きます。

根についている土を十分に落として、根を切りつめます。

このとき根の底は平らでうすい形になるように切つめます(根のバランスが悪い状態であれば、無理に平らに切る必要はありませんが、できる限り平らにします)。

できれば木が地面で自立するまで平らにするのが理想です。

根を切りつめたら固定用針金を引っ張りながらねじっていき、木を固定します。

根の間をピンセットなどでつつきながら、赤玉土を入れていき、最後に水やりをして作業を終わります。

深鉢に植替えたことで、根の生育も良くなり、夏の水切れ対策にもなると思います。今後の成長は成長記録 カナシデ(KN-01)で記事をまとめていきます。

以上、ありがとうございました。

その後の記事2024.04.22「カナシデの芽摘みと葉切り。」を投稿しました。

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