2024.02.01 鉢○です。
今回も「接ぎ木記録 梅(冬至)の接ぎ木」に引き続いて、梅の接ぎ木を行っていきます。今回接ぎ木をする梅の品種は白花、八重咲きの花梅である玉牡丹にします。準備する道具は梅(冬至)と同じものを使い、少しだけ違うやり方で接ぎ木を行っていきます。
はじめに、接がれる木(台木といいます)の準備ですが、台木は実生のものを使用し、成功率を上げるために接ぐ木(穂木といいます)となるべく同じ太さのものを用意します。
同じ太さの台木と穂木を使って接ぐことによって、接ぎ木の成功率が格段にあがると考えています。
また、今回はニューメデールテープを先に半分の太さにカットしておきます。販売されているテープは25mmの太さです。
半分にカットしました。だいたい12mmの太さにしておきます。ニューメデールテープを先に半分の太さにカットする理由は、少し巻きやすくするためだけのことで、普通の接ぎ木をする場合はこの作業は必要ないと思います。台木や穂木が細い木の場合、テープを巻くのが非常に難しいのです。
そして、接いだ部分が動かないように、穂木を台木に差し込んだら1mmの針金を巻きつけて固定しておきます。
1mmの針金を巻きつけて固定したうえから、半分の太さにカットしたテープを隙間ができないように巻きつけていきます。最後は穂木のうえでねじって密封します。
今回、梅(玉牡丹)の接ぎ木を2本行いました。今後の接ぎ木の状況はこの記事を更新していきます。
2024.03.30記事を更新しました。
鉢〇です。
梅(玉牡丹)の接ぎ木の芽が膨らんできて、接ぎ木テープを突き破ってきそうになってきたので、軽く作業をしておきます。
本来は接ぎ木テープにニューメデールテープを使った場合、テープを剥がしたり取ったりする作業は必要ないのですが、今回の接ぎ木のように緩くしかテープを巻いてないときは、芽が接ぎ木テープを突き破ぶることができずに、テープの中で窮屈になってしまう可能性があるのでテープを接いだ部分だけにしておきます。
テープを突き破って芽が出てきそうです。
接ぎ木テープの捻っているところを上に引っ張り、剥がすように取っていきます。芽が大きく膨らんでいる場合は芽を傷めないように慎重に剥がしていき、接いだ部分のうえでテープをちぎります。
右側のポットは芽が膨らんでおり、葉が展開しかけているので、接ぎ木はほぼ成功です。左側のポットも芽の膨らみはもう少しということろですが、芽が緑色になり葉が展開する手前ところですので、問題ないとおもいます。今後も同様の管理を続けていきます。
2024.05.16記事を更新しました。
鉢○です。
梅の接ぎ木が成功したようなので、接ぎ木テープと固定していた針金を外しておきます。
1本目。接ぎ木テープをはがしました。固定用に巻いていた針金がくいこんでいます。
2本目。1本目ほどきれいではありませんが、接ぎ木をした部分が癒合しかけています。
今回は2本の梅(玉牡丹)の接ぎ木をして、2本成功しました。
梅の木の接ぎ木は2月に切り接ぎで、針金で固定し、接ぎ木テープを巻いておくと成功するようです。
この記事はこれで終了します。
以上、ありがとうございました。
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