この記事は梅(冬至)の接ぎ木の失敗記録です。
2024.01.30 鉢〇です。
今回は梅の接ぎ木をしていきます。接ぎ木はそれなりの技術と管理の知識が必要となりますが、盆栽などに向いた苗木を作ったり、向いていない苗木を作り直すことが容易になるので、接ぎ木の技術を習得することは価値のあることだと考えています。
接ぎ木をしていく梅の品種は花梅の冬至にします。接ぐ梅(冬至)の枝は接ぎ木をする朝に鋏で切った枝を水につけておきます。
まず、接ぎ木に必要な道具ですが、切れる鋏、刃の新しいカッターナイフ、接ぎ木テープをつかいます。接ぎ木テープにはニューメデールテープを使用します。
そして、接ぎ木をする梅の木、接ぐ梅の枝を用意しておきます。接ぎ木をする梅の木は、一昨年に梅の実から種まき、昨年に発芽後、ほったらかしで育てた1年生の実生苗木を使います。
接ぎ木をする梅の木は接ぎ木をする部分が地上部からギリギリ出る程度に上の枝を切り、カッターナイフで切り口の真ん中に約2cm程度の切り込みを入れます。
次に接ぐ枝の接ぐ部分をカッターナイフでくさび形にしておきます。
くさび形にした枝を接ぐ木に差し込みます。
最後に接ぎ木テープを接いだ部分から上まで隙間ができないように巻きつけ、接いだ部分は接ぎ木テープのうえから針金でかるくとめておきます。
今回、梅(冬至)の接ぎ木を2本行いました。今後の接ぎ木の状況はこの記事を更新していきます。
2024.03.30記事を更新しました。
鉢〇です。
冬至の接ぎ木の芽が膨らんできたので、作業をしておきます。作業というほどのものでもないですが、接ぎ木テープを接ぎ木をしている部分だけ残して取っておきます。
本来、ニューメデールテープを使って接ぎ木をした木は、芽が膨らんでくるときに芽がテープを突き破って出てくるので、接ぎ木テープを取る必要はないのですが、今回のように、緩くテープを巻いているときは芽がテープを突き破ることが出来ずに、テープの中で窮屈に芽吹くことがあるので、芽が膨らんできた時に取っておきます。
テープの一番うえの捻っている部分を上に引っ張ると、テープが伸びながら剥がれていきますので、接ぎ木をした部分のうえくらいまで剥がれるように引っ張ります。このとき芽が大きく膨らんでいたら、テープにくっついて芽が取れることがあるので、慎重に作業をします。
テープを接いだ部分のうえまで剥がしました。少し芽吹きが悪いような気がするので、この2本はもしかしたら、失敗かもしれません。ですが、今後も同様の管理を続けていきたいとおもいます。
2024.04.12記事を更新しました。
鉢〇です。
梅の接ぎ木が失敗に終わったので、失敗後の作業をしておきます。
2本とも穂木から芽吹きませんでした。
よく見ると穂木に縦のシワがあり、穂木が枯れているのがわかります。失敗したあとは、台木を来年用の台木として、再利用できるので、その作業をしておきます。
台木の切れ込みを入れた場所の下で切り取ります。この作業をすることで、台木からまた新しい芽が芽吹いてくるので、その芽を1年間培養し、来年の梅の接ぎ木用の台木とします。今回の接ぎ木記録は、これで終了します。
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