2024.01.06 鉢〇です。
今回は昨年インターネットで購入していた梅(番号:Uyk-01)が届きましたので、植え替えをしていきます。購入した梅は八重寒紅という品種の梅で、品種名のとおり八重の、紅花の、早咲き品種です。
梅の適した植え替えの時期は花後(花が咲いた後の新芽が出てくるまで)ですが、花前(花が咲く前)でも根をそこまで痛めるようなことをしなければ植え替えができます。しかし、花前の植え替えは植え替え後につぼみが落ちたり、花後の芽吹きが悪くなることがありますので、最低限の根の整理しかしないようにします。花をあきらめられる場合は、つぼみを手でとってしまうことで木を弱らせることを予防できます。
植え替えの作業をしてきます。先に根を整理しておいても良いですが、鉢の準備を先にしておくと段取りよく作業が進められます。今回も先に鉢の準備をします。
今回植え替える新しい鉢は生子釉の正角鉢です。
まずは鉢底ネットを鉢穴に固定して、木を固定するための針金を2本、固定した鉢底ネットから通しておきます。
一般的な鉢植えは鉢底に鉢底石という軽石を入れたりしますが、盆栽のような鉢の場合は鉢底石は使わずに粒が大きい土を鉢底に入れます。
土を入れるときはスプーンを使うと手もあまり汚れずに、土の上だけをすくったりできるので便利ですが、今回はスプーンがなかったので手でいれていきました。
鉢底が見えなくなるまで大きめの土を入れたら、土を鉢の高さの半分くらいまで入れておきます。
それでは木の方の作業をしていきます。まずはプラ鉢から木を抜き、根かきで付いている土を軽く落とします。
根かきを1本持っていると便利です。
このとき根の病気がないか、台木の根の直根はないか確認しながら土を落とします。
土を落として、根も特に問題なさそうなので、根の整理をしていきます。今回は最低限の根の整理なので鉢に入るように根を切りつめるだけにしておきます。
鉢に入るまで根を切りつめたら、鉢との高さをみながら、土の量を加減し、木の高さがきまれば固定用の針金を木の根元でねじって完全に固定します。
また、固定の針金のねじり加減ですが、よく言われているのが木が動かない程度というものですが、このような小さい木の場合、木の幹を持って持ち上げたときにぐらつかずに鉢も同時に持ち上れば十分です。
根の上に土を入れていきます。鉢の周りに一回土を入れたら割りばしなどで土を鉢底に向かって1周つついて、根のしたまでしっかり土が入りこむようにします。
これを土が鉢上のところにくるまで繰り返し、最後に水やりをします。
水やり前にストレプトマイシンという農薬で癌腫病の予防をしておくと病気の予防ができて良いですが、それはまた、別の木の植え替えの記事にする予定です。
最後にフラワーラベルに番号を書いて鉢にさしておきます。
この状態で室内で管理しておくと、すぐに開花してくるので、1月の間は花を咲かせながら化粧鉢で飾ることができます。ただ、室内管理は2週間程度で終わらせた方が木のためにも良いです。今後の成長は成長記録 梅(番号:Uyk-01)で記事をまとめていきます。
以上。ありがとうございました。
その後の記事2024.01.16 「梅(八重寒紅)の花が咲いたので肥料を与える。」を投稿しました。
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