2024.09.27
鉢〇です。
秋の接ぎ木の時期になってきたので色々な接ぎ木をしていこうと思います。
今回は梅の一重咲ピンク色花梅の品種の道知辺の接ぎ木をしていきます。
使用する台木は種から育てた品種もない実生の梅です。
秋の接ぎ木は春の切り接ぎとは違い、芽接ぎのように台木の上を残すように、ある程度の長さで切り取ります。
台木の下の方に接ぎ穂をさし込むための切れ込みをいれておきます。
切れ込みをいれるための道具は普通のカッターナイフです。接ぎ木ナイフは趣味の範囲では必要ないでしょう。
次に接ぎ穂を採取します。
接ぎ穂はなるべる木の上の方の枝で太いものを選んで切り取ります。
切り取った接ぎ穂は葉をすべて切り落としておきます。
接ぎ穂をカッターナイフでくさび形に切ります。
くさび形にした接ぎ穂を台木にさし込み、接いだ部分が動かないように針金で巻いて固定します。
固定したあとは、接いだ部分を接ぎ木テープ(ニューメデールテープ)で巻いておきます。
今回は3本の梅の接ぎ木を行いました。秋の接ぎ木はこのままで、春の芽吹きの時期まで水やり以外はほったらかしです。春に接ぎ穂から芽吹きがあれば不要な枝を切り取る予定です。
2025.02.18 記事を更新しました。
梅の接ぎ木が成功しているようなので、台木を切り取っておきます。
1本目。接木テープを取りました。
接木テープを取るのは、接ぎ穂が芽吹いて完全に成功してからの方が良いですが、確認のために取りました。
台木と接合しはじめています。
台木は不要なので、上を剪定しておきます。
2本目。
接木テープはそのままで、台木の上を剪定しました。
3本目。花が咲きそうになっています。
花も接木テープもそのままで、台木の上を剪定しました。
今回の作業はこれで終了です。
3月の芽吹きの時期に、接いだ穂木から芽吹きがあれば、接木テープと針金を外す予定です。
2025.04.16 記事を更新しました。
4月に入って梅の芽が芽吹いていきました。
1本目。接ぎ木テープを先に外していたものです。
固定用の針金を外します。
接ぎ木の部分がしっかりと癒着しています。
2本目をみていきます。
接ぎ木テープをそのままにしていたものです。
接ぎ木テープを外しました。
接ぎ木は成功しているようなので針金を外していきます。
接ぎ木部分が癒着しているので、台木の不要な部分を切り取りました。
3本目も同様にしっかりと接ぎ木が成功していました。
これでこの記事は終了します。梅(道知辺)は9月後半に台木を残した接ぎ木をすると成功することがわかりました。
以上、ありがとうございました。
コメント