接ぎ木記録 梅(鹿児島紅)の接ぎ木

2024.02.02

鉢○です。

今回も梅の接ぎ木をしていきます。今回、接ぐ品種は鹿児島紅という品種で穂木をとる親木は、花は咲いていません。

台木は実生1年生を使います。

台木を土から3cm程度の高さで切ります。

台木を切りました。台木の切り口をみると、少し紅色になっているので、薄紅色の花が咲く梅に育つのでしょう。実生で紅色の花が咲きそうなものは少し珍しいので、そのまま育てても良いのですが、梅を実から花が咲くまで育てるのは13年かかるとも言われているので、根気のいる話です。

接ぎ木の作業をしていきます。台木に切り込みをいれ、親木から穂木をとり、くさび形にして、台木に差し込みます。

今回も針金を使って台木と穂木を固定します。いつもよりきつめに針金をしめておきました。

最後に接ぎ木テープ(ニューメデールテープ)を巻きつけていくのですが、今回は穂木の途中までで巻きつけるのをやめてみます。

今までは接ぎ木部分の乾燥を防止するために穂木をつつみこむように最後までテープを巻きつけていましたが、接ぎ木部分の乾燥が防止できれば接ぎ木は成功するのではないかと考え、途中にしました。

今回、2本の鹿児島紅の梅を穂木の途中までテープを巻く方法で接いでみました。

2024.04.06記事を更新しました。

鉢〇です。

接ぎ木をした梅が芽吹きました。ここまでくると接ぎ木はほぼ成功といえます。


よく見ると下の台木からも芽が出ています。

台木の芽は取っておきます。

台木の芽を取ることで、穂木の芽吹きが良くなるので見つけたら、かき取るようにします。今後、接いだ部分が完全につながる梅雨時期に固定した針金を取る予定です。

2024.05.16記事を更新しました

鉢○です。

接ぎ木が成功したようなので、接ぎ木テープをはがしていきます。

1本目。完全には癒合しておりませんが、一部癒合しており、針金がくいこんでいます。

2本目。こちらはきれいに癒合しかけています。

どちらも接ぎ木テープを外して、針金も取りました。

2本の接ぎ木をして2本成功しました。梅の接ぎ木は2月中に切り接ぎで、接いだ部分は動かないように針金で固定し、接ぎ木テープを接いだ部分に巻いておくと、成功するようです。皆様の作業の参考になれば幸いです。

これでこの記録は終了します。

以上、ありがとうございました。

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