蝋梅を植え替え、針金で曲をつける。

2024.01.11 鉢〇です。

今回は昨年に購入していた蝋梅(番号:RB-01)を植え替えて、針金による曲つけをしていきます。この蝋梅は素心蝋梅という品種で1月に甘い香りのする黄色い花を咲かせます。

「百花の魁」として、新年に咲くもので「梅」が有名ですが、蝋梅は梅よりも少し早く咲くため本当の「百花の魁」は蝋梅ではないかなと思ったりもします。

また、蝋梅の苗木は3号ポットなどで販売されていますが、ほとんどが実生(種から育てた)苗木のため花が咲くまでに3年程度かかるものがほとんどです。花が咲くまで培養された蝋梅の苗木は、少し値段が高く、鉢で育てるのが難しい程度に大きく成長しているものがほとんどです。

では、植え替えをしていきます。2年~3年程度培養するために3号駄温深鉢に植えていきます。

鉢底ネットの底から固定用の針金を通しておきます。

大きい粒の土を鉢底が見えなくなるまで入れます。

大きい粒の土を鉢底が見えなくなるまで入れたら、普通の粒を鉢の半分程度まで入れておき、木の作業をしていきます。

木の作業はポットから根を抜き、根を確認していきます。

蝋梅の根はポットの中でぐるぐるとまわりやすいため2年に1回は植え替えした方が木の生育のためにも良いです。この木もぐるぐるとポット内で根がまわっていたのでほぐしていきます。

ほぐして根を確認すると、実生である証拠の直根が残っていました。黄色の部分です。 

直根は切っておきます。

根を鉢に入れ、固定用針金を根の上でねじり、固定したあとに土を入れていきます。このときピンセットや竹串などで根と根の間をつついて、鉢の中にできるだけ空洞ができないようにします。

今回は針金で曲つけまでしていきますので、木の高さの2倍程度の長さに針金を切り、針金が鉢底にあたるまでつき刺し、木にぐるぐると針金を巻きつけます。

使用した針金はホームセンターなどで販売している太さ1.5mmのものですが、少し木の下の方は針金がききそうにないのでもう1つ太い針金を足していきます。

もう1つ太い針金は2.0mmの針金を使います。

木の下の方だけ針金をきかせたいので、1.5mmの針金の2/3程度の長さに切り、こちらも1.5mmの針金の横から鉢底にあたるまで針金をつき刺します。
常に1.5mmの針金の下にくるように2.0mmの針金を巻きつけます。

最後に曲げていきますが、いつの時期も強い曲げは木が折れる原因となるので、1~2ヶ月かけて曲げていくようにします。

最初の曲げはこの程度です。3月の芽出しの時期までゆっくりと曲げをきつくしていく予定です。今後の成長は成長記録 蝋梅(番号:RB-01)で記事をまとめていきます。

以上。ありがとうございました。

サイトマップ(ブログマップ)へ戻る

コメント

広告2