鉢〇です。
農薬はいろいろありすぎてどの時期に何を使っていいのかわからないということはよくあると思います。
ホームセンターなどではバラ専用、野菜専用などの〇〇専用農薬がスプレータイプで販売されていたりします。これらの農薬は全て「農薬取締法」において、どんな成分が、どのような濃度で入っているかなどを表示するように義務づけられています。〇〇専用と記載がある農薬でもラベルをみればすぐにどんな成分がどんな濃度で入っっているかがすぐにわかります。
上の写真の農薬はお花と庭木の農薬てすが、入っている成分は主にペルメトリンとミクロブタニルを希釈したものです。
下の写真はベニカX乳剤という自分で希釈して使う農薬の原液の箱ですが、お花と庭木の農薬と主な成分(ペルメトリンとミクロブタニル)が同じであることがわかります。
今回は住友化学園芸株式会社のベニカX乳剤を基本に調合していきます。
希釈倍率は500倍で作成していきます。
また、展着剤は住友化学園芸株式会社のダインを使用します。
ベニカX乳剤に展着剤は入れる必要はないですが、今回は入れておきます。
農薬を噴霧する道具もいろいろとありますが、使い終わったスプレーボトル(容量1リットル)などを再利用します。使い終わった噴霧ボトルを再利用する場合は使いきった後に中をきれいに洗って自然乾燥させておきます。
ますは噴霧ボトルに水を1リットル入れ(1リットルは500mlのペットボトル2回などで計ります)、展着剤のダインを2滴噴霧ボトルに入れます。
農薬のボトルから直接入れることは難しいのでストローを適当な長さにカットしておき、2滴たらして入れ、残りは農薬のボトルに戻します。
ストローは噴霧ボトル内で洗い、あとで水できれいに洗い流します。このストローを自然乾燥しておけば何度でも使用できます。
次にベニカX乳剤を入れていきます。ベニカX乳剤にはスポイトが付属していますので、スポイトで計量し、噴霧ボトルに入れます。今回は希釈倍率500倍なのでベニカXは2ml計量します。
スポイトは噴霧ボトル内で2、3回吸って出してを繰り返して洗い、あとで水できれいに洗い流します。このスポイトも何度も使用するため自然乾燥しておきます。あとは噴霧ボトルに噴霧スプレーを取り付け、1分ほど軽く振って、混ぜて、完成です。
必要な箇所に噴霧していくだけです。調合した農薬は保存すると成分が変わることがあるので、調合したその日のうちに噴霧しきるようにします。
農薬の散布時期についてですが、育てている植物(野菜なのか、果物なのか、花なのか、樹木なのかなど)や環境(日当り、風通しなど)によって大きく変わると思いますが、月1,2回の散布を3月~11月の間、行っていきます。今年は暖かい日が続いたので農薬散布の最終は12月になってしまいました。基本的な希釈濃度と散布回数はラベルに記載されておりますので、そちらを守るのがベストですが、ラベルの回数では不十分と感じるときもあります。そんなときは農薬のローテーションをします。農薬のローテーションについては、来年の農薬散布のとき記事にする予定です。
以上、ありがとうございました。
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